PayPayギフトカードはなぜ企業の販促に適しているのか
目次
この記事では、PayPayギフトカードがどのようなサービスなのかを解説したうえで、企業の販促にPayPayギフトカードを活用する方法と、そのときのメリットとデメリットを紹介します。
企業が販売促進の目的で消費者や顧客、見込み客にプレゼントをするとき、ぜひPayPayギフトカードを選択肢に加えてみてください。
PayPayギフトカードとは
PayPayギフトカードとは、PayPay株式会社が運営しているコードタイプのギフトサービスです。電子決済(キャッシュレス)のPayPayのサービスの一つです。
企業が販促でPayPayギフトカードを使う場合、まずは企業がPayPayからPayPayギフトカードを購入します。その後、PayPayギフトカードを受け手にプレゼントします。
PayPayギフトカードの受け手は、PayPayギフトカードに掲載されている金額分がPayPay残高として付与され、PayPayポイントになります。PayPayポイントは1ポイント1円分の買い物ができます。
運営会社
PayPay株式会社はソフトバンクグループの傘下企業で、会社概要は以下のとおりです。
■PayPayの会社概要
- 本社:東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝オフィスタワー 33階
- 設立:2018年
- 事業:モバイルペイメントなど電子決済サービスの開発・提供
同社の主力事業であるPayPayは、スマホだけで支払い(電子決済)ができるアプリです。利用者が自身のスマホにPayPayのアプリをダウンロードして、ATMに現金を入れるとPayPay残高をチャージでき、チャージした分だけ買い物ができます。
PayPayギフトカードは、この電子決済PayPayのサービスの一つです。
PayPayギフトカードとPayPay残高とPayPayポイントについて
PayPayギフトカードとPayPay残高とPayPayポイントの関係が少し複雑なので説明します。
PayPay残高とPayPayポイントは似た機能ですが、厳密には異なります。例えば、PayPay残高のうちPayPayマネーは出金できますが、PayPayポイントは出金できません。
PayPay株式会社は「PayPayギフトカードで付与されるPayPay残高はPayPayポイントとなります。PayPayポイントは、PayPay株式会社が特典やキャンペーンなどの適用にともなって発行するPayPay残高です。出金や譲渡はできません」と説明しています。
参照:https://paypay.ne.jp/biz/giftcard/
PayPayギフトカードで何ができるのか
PayPayギフトカードでできることは次の2つです。
1)誰かが誰かにPayPayギフトカードを贈る
2)PayPayギフトカードの受け手のPayPayポイントが増える
贈る側はPayPayギフトカード番号、またはPayPayギフトカードのURLを、受け手に送信します。受け手は、PayPayギフトカード番号を入力するか、PayPayギフトカードのURLをタップすれば、自分のPayPayポイントが増えます。
なおPayPayポイントは1ポイント1円で利用できます。例えば、額面1,000円のPayPayギフトカードを受け取れば、1,000ポイント増え、1,000円分の買い物ができるわけです。
リアル店舗、ネットショッピングに使える
「PayPayギフトカード=PayPayポイント」とみなすことができるので、PayPayが使えるすべての買い物でPayPayギフトカードが使えることになります。
つまりPayPayギフトカードを受け取った人は、PayPayに加盟しているリアル店舗やネットショッピングなどで支払いに使うことができます。
PayPayギフトカードを販促に使う方法
PayPayはPayPayギフトカードを、企業に、販促ツールとして使ってもらうことを想定しています。PayPayギフトカードのコンセプトは「お客様とのリレーションをより強固なものにすること」となっています。
PayPayギフトカードを販促に使う方法を紹介します。
マーケティング・キャンペーンのプレゼントに
企業がマーケティング・キャンペーンを実施して、参加者や当選者などにプレゼントをするとき、PayPayギフトカードは便利です。
例えば飲料メーカーであれば、ペットボトルに貼るラベルに、キャンペーン用のWebサイトを開くことができるQRコードを印刷します。ペットボトルの購入者が自身のスマホでQRコードを読み取れば、キャンペーン用のWebサイトからPayPayギフトカードをプレゼントする画面に誘導できます。
会員登録者にプレゼント
ECの会社が会員登録者を増やしたいとき、登録者全員にPayPayギフトカードをプレゼントするキャンペーンを打ち出すことができます。
ECの場合、会員登録も買い物もPayPayギフトカードの利用も、すべてインターネット上で完結するので、PayPayギフトカードは使い勝手のよいツールということができます。
販促以外の利用法1:アンケートの回答の謝礼に
実はPayPayギフトカードは、販促キャンペーンのプレゼント以外にも使い道があります。その一つがアンケートに回答してくれた人へのプレゼントです。
アンケート結果はマーケティングの重要な資料になりますが、回答者が正確に答えてくれなければ元も子もありません。そのため企業によっては、重要なアンケートを行う場合は回答者に謝礼をします。謝礼を受け取れば、回答者は「正確に答えなければならない」と考えるわけです。
しかし、アンケートの実施だけでも手間がかかるのに、そのうえ謝礼をするとなるとさらに労力がかかります。PayPayギフトカードならWebサイト上で操作するだけで回答者のスマホに送ることができます。
販促以外の利用法2:資料請求や見積もり請求のお礼に
消費者や見込み客、企業からの資料請求や見積もり請求は、案件獲得や受注の重要な一歩です。そのため、資料請求や見積もり請求をしてくれた消費者や見込み客、企業には、すぐにお礼をしたいものです。
PayPayギフトカードなら、資料請求・見積もり請求してもらったらすぐにお礼ができます。
販促以外の利用法2:従業員にプレゼント、福利厚生に
企業はPayPayギフトカードを誰にでもプレゼントできます。したがって従業員に贈ることもできます。
社内イベントを行ったときの景品に、目標達成のインセンティブに、出産祝いに、PayPayギフトカードを贈ってみてはいかがでしょうか。
PayPayギフトカードを販促に使うメリットとデメリット
企業がPayPayギフトカードを販促に使うメリットとデメリットを考えてみます。
メリット1:インパクトがある
販促に使うPayPayギフトカードは、インパクトがあります。販促キャンペーンにインパクトがあると参加者を増やすことができるので、この長所は企業にとって魅力的なはずです。
PayPayギフトカードにインパクトがあるのは、現金とほぼ同じ効力を持つからです。PayPayギフトカードは現金に換金できないのですが、現金で買えるものの多くをPayPayギフトカードで買うことができます。
PayPayギフトカード・プレゼントキャンペーンは現金をプレゼントされるようなものなので、消費者に歓迎されないわけがありません。
メリット2:金額を自由に設定できるので予算内に収まる
PayPayギフトカードの金額は100万円未満で自由に設定できます。したがって「1円分プレゼント」でも「999,999円分プレゼント」も可能です。もちろんPayPayギフトカードは何枚でもプレゼントすることができます。
したがって企業は、PayPayギフトカード・プレゼントキャンペーンの予算を自由に設定できます。
さらに、PayPayギフトカードは現金とほぼ同じように使うことができるので、受け取った人は少額でも嬉しいものです。つまり少額予算でも、それなりにインパクトのあるキャンペーンにすることができるわけです。
ただし最低購入金額は100万円ですので、PayPayギフトカード・プレゼントキャンペーンの予算は最低でも100万円は必要になります。
メリット3:もらった人に喜んでもらえる
PayPayは数ある電子決済のなかでも有力サービスの一つなので、PayPayギフトカードを受け取った人に喜んでもらえるでしょう。電子決済が使えるリアル店舗やECサイトのほとんどはPayPayも使えます。
また、PayPayによると、2024年2月現在、PayPayの利用者数は6,200万人になります。
メリット4:コスト安
PayPayギフトカードは安くプレゼントすることができます。物理的な商品をプレゼントにした場合、梱包コストや配送コスト、調達の手間がかかりますが、PayPayギフトカードはインターネット経由で送信するだけなので梱包コストも配送コストもゼロ円であり、Webサイト上で操作するだけなので手間要らずです。
ただし、PayPayギフトカードを購入する企業(PayPayギフトカード・プレゼントキャンペーンを実施する企業)は、購入時にPayPay側に手数料を支払うことになります。
デメリット1:PayPayを使っていない人に販促できない
PayPayギフトカードを販促に使うデメリットは、PayPayを使っていない消費者に対して訴求できないことです。PayPayを使っていない人がPayPayギフトカードを受け取っても使えません。もちろんその人がPayPayに登録すれば受け取ったPayPayギフトカードを使うことができますが、今現在PayPayを使っていない人はPayPayギフトカードに魅力を感じない可能性があります。
また、スマホを持っていない人も、PayPayギフトカードに魅力を感じないでしょう。
デメリット2:現金にできない
例えばある人が1,000円分のPayPayギフトカードを受け取ったとしても、それを現金1,000円に換金することはできません。PayPayを使える店やECで1,000円分の買い物はできても、現金1,000円にはならないのです。
PayPayギフトカードやPayPayポイントは、PayPayに加盟している店やECサイトなどでしか使えません。したがってどうしても決済手段としては、現金より利便性が低下してしまいます。
デメリット3:有効期限は180日(約半年)未満
PayPayギフトカードには有効期限があります。納品日(発行日)から最大180日までの期間を指定できます。したがってPayPayギフトカードで販促を行う企業は、180日以内にプレゼントしなければなりません。
なおPayPayギフトカードを受け取った人は、PayPayギフトカードの表示金額分をPayPayポイントにでき、PayPayポイントには利用期限はありません。
PayPayギフトカードの利用方法と購入方法
企業が販促でPayPayギフトカードを使う場合、PayPayからPayPayギフトカードを購入することになります。
購入できる条件 | 購入を希望する企業はPayPayの審査をパスする必要がある |
発行手数料 | 注文金額の5%(要確認) |
最低注文金額 | 100万円(要確認) |
返金 | 一度発行したPayPayギフトカードは返金できない |
販促でPayPayのロゴを使う場合 | PayPayによるクリエイティブ・チェックを受ける必要がある |
企業がPayPayギフトカードを購入するにはPayPayが実施する審査を受けなければなりません。審査にパスして初めてPayPayギフトカード・プレゼントキャンペーンを実施できるわけです。
PayPayギフトカードの発行手数料は、注文金額の5%で、最低注文金額は100万円とされています。ただしPayPayは、PayPayギフトカードの公式サイトで発行手数料と最低注文金額を公表しているわけではないので、正確な数字を知るにはPayPayに確認する必要があります。
企業がPayPayギフトカードを購入したら(PayPayギフトカードが発行されたら)それを返金することはできません。
PayPayギフトカード・プレゼントキャンペーンを行う企業は「PayPayをプレゼントします」と告知したいはずです。その告知にPayPayのロゴを使うには、PayPay側クリエイティブ・チェックを受ける必要があります。
PayPayギフトカードの購入は「デジタルギフト」がおすすめ
企業がPayPayギフトカードで販促を行う場合、弊社、株式会社デジタルプラスが提供している「デジタルギフト」を利用することをおすすめします。
企業が「デジタルギフト」を使うメリットは以下のとおりです。
■企業がPayPayギフトカード販促で「デジタルギフト」を利用するメリット
- 最短3営業日で利用できる
- 簡単にPayPayギフトカードを購入できる
- 発行手数料は業界最安
- ほかの電子決済ギフトカードを選んでもらえる
- 受け取る人はアプリのダウンロードも会員登録も不要
これらはいずれも、企業で販促を担当する人にとって大きなメリットになるはずなので、1項目ずつ解説します。
最短3営業日で利用できる~思い立ったらキャンペーンが打てる
企業の販促担当者がデジタルプラスに「デジタルギフト」の申請を行うと、それから最短3営業日でPayPayギフトカードを発行することができます。
つまり月曜に申請をしたら週内にPayPayギフトカード・プレゼントキャンペーンを打ち出すことができるわけです。スピードを重視する企業には、手続きの速さは大きなメリットになるでしょう。
簡単にPayPayギフトカードを購入できる
企業の販促担当者が「デジタルギフト」からPayPayギフトカードを購入するときは、専用のWebサイトの画面に購入金額と枚数を入力するだけです。とても簡単です。
発行手数料は業界最安
「デジタルギフト」からPayPayギフトカードを購入するときの発行手数料は注文金額の5%で、これは業界最安レベルです。
コスト安に販促キャンペーンを実施したい企業には、手数料がプレゼント(PayPayギフトカード)額の5%であることは魅力的ではないでしょうか。PayPayギフトカードなら手配する手間も、梱包コストも配送コストもかかりません。
ほかの電子決済ギフトカードを選んでもらえる
先ほどPayPayギフトカードのデメリットとして、PayPayを使っていない人に訴求できないことを挙げました。しかし「デジタルギフト」なら、受け手にPayPayギフトカード以外の電子決済ギフトカードを選んでもらうことができます。例えば受け手は、PayPayギフトカードではなく、アマゾンギフトカードを受け取ることができます。
受け取る人はアプリのダウンロードも会員登録も不要
「デジタルギフト」を経由してPayPayギフトカードを受け取る場合、受け手はスマホを持っているだけでよく、アプリをダウンロードする必要も会員登録する必要もありません。
受け手は、自分のスマホに届いたURLをタップして開くだけでPayPayギフトカードを受け取ることができます。
その他のメリット
「デジタルギフト」にはさらに、コスト安、在庫管理不要といったメリットを企業に提供できます。
「デジタルギフト」経由でPayPayギフトカードを贈るとき、送り手の企業の担当者がすることはURLをメールで送信するだけです。プレゼントキャンペーンの作業コストは最小限で済みます。
またPayPayギフトカードの正体はデータなので、物理的な在庫スペースは不要ですし、必要な分だけ購入できるので「電子データの在庫」も不要です。
まとめ
贈り物をする目的は、受け手に喜んでもらうことのはずです。しかし贈り物の受け手になる人たちは多種多様で、ある人が喜んだモノが別の人を喜ばせるとは限りません。だからプレゼントは難しいのです。
プレゼントの難しさは、販促用のプレゼントキャンペーンでも同じです。すべての消費者や顧客、見込み客に喜ばれるギフトを探すことは容易なことではありません。
その点、現金(円)に近いモノであるPayPayギフトカードは、受け取って喜ばない人はほとんどいないプレゼントといえるでしょう。
しかもPayPayギフトカードを贈る企業は、手間要らずで準備できます。
「大切なお客様にPayPayギフトカードを贈ろう」と思ったら、ぜひデジタルプラスの「デジタルギフト」をご活用ください。