成功するSNSマーケティングのわかりやすい11の手順|効果的な手法とプラットフォーム選定・成功事例から学ぶポイント
目次
「SNSマーケティングとは?何から始めれば良いの?」という方へ。
また一歩踏み込み、
「SNSマーケティングをより魅力的なものにするヒントが欲しい」
「SNSマーケティングを絶対に成功させたい!」
という方もいらっしゃるでしょう。
低コストで大きな効果を生み出すことのできる手法の代表格とも言えるSNSマーケティング。SNSマーケティングとは今の時代で顧客育成・新規顧客獲得に欠かせない存在です。
成功させるには手順を知り、コツ・注意点を抑えつつ、成功事例から「なぜ成功できたか」を学ぶのも欠かせないポイントです。
本ページでは、SNSマーケティングの基本的な手順から、成功の秘訣まで理解いただけるようわかりやすくまとめています。メリット・デメリットも踏まえ、今後の企業戦略に役立つ情報ですのでチェックして下さい。
SNSマーケティングとは
SNSマーケティングとは、消費者が日常的に利用する各種ソーシャルメディア(SNS)を、ブランディング・販売促進などの目的でマーケティング戦略の1手として活用することを指します。
現代はLINE・X(旧Twitter)・Instagram・Facebook・YouTubeなど様々なSNSがあり、購入しようか悩んだ時・興味のあるジャンルの新しい情報を見つけたいときなど日常的にSNSで情報収集されるようになりました。
SNSマーケティングに関する業務の流れは、目的とターゲットにあったSNSを活用し、自社アカウントで情報発信しユーザーと交流する、自社アカウントに対するユーザーの反応を様々な視点で調査・分析していくことの繰り返しです。
SNSではユーザーが興味のあるものに関連する情報が自動配信されます。また興味のあるものを他のユーザーに拡散する行動も日常的に行われていますから、低コストでありながら拡散力のある、効率的なマーケティング手法としてSNSマーケティングに注力する企業も増えました。
SNSマーケティングの効果|企業への信頼・愛着の向上
SNSマーケティングは、顧客ロイヤルティ(企業・商品・サービスに対する消費者からの信頼や愛着)が向上する効果があります。
これは他のWEBコンテンツと異なり、SNSならではの双方向コミュニケーションが成立しやすい仕組みから波及する効果です。
オウンドメディアやオフィシャルページでの一方通行な情報発信は、顧客のリアクションは得られません。SNSでの情報発信に対しては、ユーザーからのいいね!・フォロー・リツイート・シェア・コメントが得られ、それに対する企業側からのリアクションもできます。
この違いこそが顧客からの愛着や信頼関係の構築に繋がりやすく、ポジティブに注目してもらう関係性を築く流れを生み出すのです。
SNSマーケティングは低コスト&拡散力が高い手法
SNSマーケティングは無料のSNSアカウントを活用する上、SNSでの広告費はその他の広告媒体より低価格なため、低コストで行える手法です。
それでも拡散力が高いことは先述した通りですから、効率よくコストを抑えてマーケティングを展開していくことができます。
ユニークな企画や投稿内容が多くのユーザーの反応を得る、いわゆる「バズる」ケースもありますが、こうした投稿ができればより多くの注目を集めることも可能です。
オフィシャルページなどでは「堅い」表現をせざるを得ないのに対し、SNSでは砕けた、面白味のある投稿ができるということも、ユーザーにとってギャップとなり多くの反応を得るきっかけともなります。
コストを抑えつつ、多くの層にリーチしたい、より広いユーザー層に認知してほしい、というときこそSNSマーケティングの活用をおすすめします。
SNSマーケティングすべき理由|市場規模の拡大
マーケティング戦略としてSNSマーケティングを推す理由は、「SNS市場規模が拡大し、日常的に利用されている実態がある」からです。
上記は情報通信白書(データ集)|総務省のデータです。
この表からは「広い年齢層で80%以上がSNSを活用している」ことがわかります。
また「何にSNSを活用しているか」(複数回答可能)の回答からは、以下の理由でSNSを利用している実態が把握できます。
- 無料通話を含むコミュニケーションツールとしての利用
- 情報検索
- デジタルコンテンツを含む商品/サービスの購入や取引
こうした背景を踏まえると、マーケティングにはSNSを活用するのが得策、という結論に至ります。
SNSマーケティングは何から始める?|11の手順
「SNSマーケティングを取り入れたい、でも何から始めたらよいかわからない。」という方のため、わかりやすく11の手順を以下にまとめました。
- SNSマーケティングを実施する目的を明確化する
- 目的にそった自社アカウントの方向性を決める
- 誘導先を決める
- ターゲットを設定
- ターゲットと目的にあったSNSを選定
- 選定したSNSで自社アカウントを立ち上げる
- KPI(重要業績評価指標)を設定
- 方向性・目的にあわせクリエイティブを作成
- 投稿する(定期的・継続的に)
- SNSでユーザーと交流
- KPIを含め自社アカウントの効果測定・分析
上記11の手順のうち、PDCAを回す観点から8~11を定期的に繰り返すのがSNSマーケティングの日常的な流れです。
⑪の効果測定・分析結果により、適宜アカウント運用・クリエイティブ制作の方向性・投稿内容・ユーザーとの交流方法などを改善しましょう。
またSNSマーケティングをより効果的に行うためには、ターゲットによって利用するSNSを選定することも重要なポイントです。アピールしたい商材・サービス毎に、④以降の手順を実施してください。
手順とあわせ、後述の「SNSマーケティングを成功させるコツと注意点」を参照いただくと、より効果的な戦略立てが実現できます。
効果的なSNSマーケティング手法|ユーザー参加型キャンペーン
SNSでユーザー参加型のキャンペーンを実施し、集客や商品・サービスの認知度向上を目指すのも有効な手段です。
SNS広告やインフルエンサーマーケティング(インフルエンサーに自社商品・サービスをプロモーションしてもらう)も有効な手段の1つではありますが、キャンペーンを行うことで既存顧客との繋がりだけでなく、新規顧客獲得にも繋がります。
- 指定ハッシュタグ&リツイートで抽選プレゼント!
- 動画をまねてシェアしたら特典あり
- 自社商品の感想を写真付きで投稿したらクーポンゲット
- 条件クリアでPayPayマネー・Amazonギフトゲット
上記のようなイベント・キャンペーンで商品の認知拡大とあわせ、ソーシャルリスニングもできるのがSNSマーケティングの特長であり強みです。
アンケートを行いソーシャルリスニングする場合、結果を得るまで時間・労力・コストが嵩みます。
対してSNSマーケティングでは、SNS独自のデータ収集・分析ができるツールがあるものも多く、既に開発されているデータ分析ツールを活用し、リアルタイムにユーザーの反応を収集・分析することも可能で、デジタルギフトサービスの活用すれば業務負担を削減できます。
SNSマーケティング施策の課題|キャンペーン実施の負担
キャンペーンはSNSマーケティングをより効果的なものにする施策ですが、業務負担が大きいことが課題です。
キャンペーン実施に関わる業務の一例は以下があります。
- 参加条件を満たしているか確認する
- 抽選する(当選者を選ぶ)
- 当選者に配送するため梱包・宛名を記載する
- 記載内容に不備があれば都度確認
- 発送・配布する
本来行うべき日常業務とは別に、これだけの業務が発生するので、キャンペーン実施に積極的になれない企業もあります。
キャンペーン実施時の課題解決方法|デジタルギフト導入
キャンペーン実施における業務負荷の課題の解決には、デジタルギフトサービスの活用をおすすめします。
デジタルギフトサービスは、リアルタイムな抽選(インスタントウィン)・応募期間を設定した抽選ができるプランの他、自社商品やクーポンをデジタルギフト化し配布するなど多様なプランが用意されています。
抽選を含むキャンペーン業務、商品の配布・発送まで委託できるため、業務負担を増やさずユーザーの興味を惹きつける施策の実施が可能です。
どのようなサービスかはデジタルギフトでできることで確認できます。
SNSマーケティングを成功させるコツと注意点
SNSマーケティングを成功させるコツ・注意点を見てみましょう。
- SNS投稿のトレンド分析・投稿に反映する
- ターゲットに響くクリエイティブを投稿する
- 投稿・キャンペーンは定期的に行う
- ユーザビリティに配慮したキャンペーン企画を行う
SNSマーケティングを成功させるには、ユーザビリティに配慮した上で、キャンペーンなどでユーザーの興味を惹きつけるとより効果的です。
また投稿頻度が開いてしまう、頻繁過ぎる(1日に数回など)と、ユーザーの関心が離れてしまうため、定期的に繰り返す必要もあります。
キャンペーン応募に関しては、「参加しようと思ったけど面倒だからやめておこう」となってしまっては意味がないため、気軽に応募できるよう配慮して下さい。
また繰り返し行う投稿・キャンペーンで自社の業務負担をむやみに増やさない・経営を圧迫しないでできる方法を模索することも成功の秘訣です。
SNSマーケティング実施のメリット・デメリット
SNSマーケティングを行うメリット・デメリットも確認しておきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
低コストでできる | 投稿担当者の選定が難しい |
拡散力・情報発信力が高い | 炎上リスクがある |
顧客ロイヤルティ・エンゲージメントが向上しやすい | |
VOC(Voice Of Customer)をマーケティングに活用できる | |
近い距離感で情報発信・相互やり取りができる |
消費者との距離感が近く、相互的な関係が構築でき、拡散性も高いのがSNSマーケティングのメリットです。
SNSそのものが無料で利用できるもので、公式ツールでもデータ分析ができるので、コストもかかりません。
有料の分析ツールを使えばより踏み込んだデータ分析も可能ですが、その他のWEBマーケティングと比較してもコストパフォーマンスに優れているのもメリットです。
反面、一般消費者の生活に根付いたSNSを利用する手法のため、ネガティブなイメージも拡散しやすい点は十分に配慮すべき点です。配慮不足・認識不足から思いがけず炎上を招いてしまうこともあります。
投稿担当者の選定には、トレンドを読み解くスキル、投稿センスも重要ですが、倫理観・企業の顔として判断できる精神性も欠かせません。
SNSマーケティング【プラットフォーム別有効ターゲット層】
下記の表はアクティブユーザー数が多い順に、SNSマーケティングに有効なSNSプラットフォームをまとめたものです。特にアクティブユーザー数が多いのはLINE・Youtubeで、X・Instagramと続いています。
SNSプラットフォーム | 有効ターゲット層 | 特色 |
---|---|---|
LINE | 10~70代 | 利用者層が幅広い・日常的なコミュニケーションツールとして認知・利用されている |
YouTube | 10~70代 | 国際的かつ年齢層の幅も広い・投稿ジャンルも幅広い |
X(旧Twitter) | 10~40代 | 匿名性高い・140文字以内の短文投稿・商品やサービスのクチコミ投稿が多い |
10~30代 | 文章よりも動画・静止画がメイン・流行やライフスタイルに関する投稿が多い | |
30~50代 | 匿名性が低くターゲティング精度が高い | |
TikTok | 10~20代 | 縦型かつ短時間の動画に特化 |
30~50代 | 世界最大のビジネス特化型SNS・日本では知名度はまだ低い |
SNSの選定時には、「どのような層にアプローチしたいか」と併せて「アプローチしようとしている商材にあう」プラットフォームを選定することが必要不可欠です。
この後紹介する成功事例を見ていただくとわかりますが、効果的にSNSマーケティングを展開するには1つのプラットフォームでは十分とは言えないケースもあります。
自社の戦略としてどのSNSを利用すべきか、事例も参考にしつつ検討してください。
SNSマーケティング成功事例 |LINEお友達4.3倍&Twitterフォロワー1.5倍
キャンペーンの効果的な運用・必要に応じて複数SNSでの戦略展開が、SNSマーケティングの成功に欠かせないとお伝えしました。
デジタルギフトを活用し、「LINEお友達登録者数4.3倍・Twitterフォロワー数1.5倍」という成果を叩きだした日本トーター株式会社の成功事例を紹介します。
日本トーター株式会社は、”完璧”をキーワードに幅広く公営競技に関するサービス・製品を提供している企業です。
成功事例となったのは、前橋競輪場の活性化を目的として行ったキャンペーンで、以下の成果となりました。
- Twitterフォロワー数 : 44,524人 → 67,915人
- LINEお友達登録者数 : 842人 → 3,676人
なぜこの事例が成功にいたったのか、具体的な施策の内容から確認していきましょう。
事例成功ポイント|効果的なSNSの組み合わせ
このキャンペーンは、Twitterのフォローとリツイート・LINEお友達登録を条件に、「QUOカードもしくは最大1万円分デジタルギフト」を進呈するものでした。
2つのSNSをマーケティング施策として取り上げたのは、以下の理由からです。
- Twitterでキャンペーン実施の情報拡散を狙った
- 日常的に利用するLINEでの繋がりを目的に参加条件に組み込んだ
それぞれのSNSの特性を生かし、組み合わせてSNSマーケティング戦略を展開したことで、キャンペーンの実施を広く知らしめ、日常的な情報発信源としてのつながりも確保できたのが成功要因です。
またこの2つの条件でキャンペーンに応募できる、としたことで手順は増えるものの、ターゲット層が気軽に参加しやすい状況を生み出すこともできました。
実施時の業務負担削減|デジタルギフト施策の導入
日本トーター株式会社は、これまでにも同競馬場の活性化を目的としてキャンペーンを行っていました。
ですが自社内製するにはキャンペーン実施に関わる業務工数が多いことが課題となっている、というのが社内認識としてあったそうです。
こうした課題を解決しようと模索している中、選択肢として浮かんだのが弊社の「デジタルギフト」でした。
他社では手数料+プラン料金が発生するのに対し、手数料が無料・豊富なプラン/機能でキャンペーン業務工数の大幅削減が実現できる、この2点を大きく評価頂きました。
デジタルギフト施策を導入した3つの理由
日本トーター株式会社で当社デジタルギフトの導入に至った理由を教えて頂きました。
- デジタルギフトの交換先が豊富にある
- 景品の発送業務が不要になる
- 入力フォームが充実していてユーザビリティに優れている
デジタルギフトを受け取っても、当選者が日常的に使わないものでは意味がありません。
魅力的なキャンペーン実施をサポートするため、当社では交換先も豊富に、景品パターンも複数準備しています。
入力フォームのユーザビリティもこだわり、気軽に・気楽に参加できる環境を提供することで、企業とユーザー、双方の負担を軽減も追求してきました。
競輪くじのネット購入でも使用できる決済サービスがあったことも、弊社デジタルギフトを選定いただいた理由でもあるように、ターゲットに喜ばれるギフトを送れる、ということも成功事例となったポイントです。
効果的にSNSマーケティングできるデジタルギフト|省コスト化&負担軽減
SNSマーケティングを成功させるための11の手順とあわせ、コツ・注意点や成功事例など紹介しました。
消費者の日常生活に深く根付いたSNSを活用することは、企業活動と切っても切り離せない今、新規顧客獲得・顧客育成の観点からも重要な業務です。
とはいえ、日常業務の負担にキャンペーン業務の負荷まで上乗せしてしまっては、効果的な施策を実施し続けることも難しくなるでしょう。
そうした時に、デジタルギフトのようなサービスを活用し、一部業務をアウトソーシングする形で負荷軽減を図り、より魅力的な施策を策定できるリソースを確保してはいかがでしょうか。
ユーザビリティに優れた機能・プランでお客様のSNSマーケティングをより魅力的なものにする、デジタルギルトで今後も御社の活躍をサポートしてまいります。