キャッシュバックキャンペーンとは?おこなう際の手順や注意点を分かりやすく解説!
目次
キャッシュバックキャンペーンとは?
キャッシュバックキャンペーンとは、商品購入や有料サービス利用などの条件をクリアすることで返金されるキャンペーンのことをいいます。
返金額は一部返金の場合もあれば全額返金もあり、キャンペーンによって返金基準が異なる特徴があります。
また、一昔前は現金での返金が主流でしたが、現在は現金以外にもポイントやキャッシュレス決済、デジタルギフトなど、世間の需要に合わせて、さまざまな方法が取り入れられています。
そして、飲食店や携帯ショップ、交通機関など多種多様な業種で取り入れられているため、身近なキャンペーンの1つでもあります。
キャッシュバックキャンペーンをおこなうメリット・デメリット
キャッシュバックキャンペーンをおこなう際のメリットとデメリットを紹介します。
メリットとデメリットは以下のとおりです。
■メリット
- お得感により購買意欲の向上や集客がしやすい
- 最初の手元に入る金額が増える
- 商品やサービス価格を維持できる
■デメリット
- キャンペーンに対応する人員が必要
- キャンペーンの効果が得られない場合がある
- 人員や運用コストがかかる
それぞれ詳しく説明します。
メリットだけでなくデメリットも理解したうえで、キャッシュバックキャンペーンをおこないましょう。
キャッシュバックキャンペーンをおこなうメリット
キャッシュバックキャンペーンをおこなうメリットについて紹介します。
メリット①お得感により購買意欲の向上や集客がしやすい
キャッシュバックキャンペーンは、商品やサービス料金の定価で購入しますが後になって返金を受けられます。
そのため、最終的に実質の価格より安く入手でき、お得に感じることでしょう。
このお得感により、購買意欲が上がることで認知度も高まりやすくなります。
メリット②最初の手元に入る金額が増える
キャッシュバックキャンペーンは、消費者に商品購入やサービス利用で定価で支払ってもらうため、手元に入ってくる金額が「割引」のときと比べると企業側に入ってくる金額が増えます。
そのため、企業側は資金繰りとして使える金額が増えるため、手元に資金が欲しい企業にとっては、メリットといえるでしょう。
メリット③商品やサービス価格を維持できる
商品やサービス価格を安易に下げてしまうと、消費者に「安くて当たり前」という印象を植え付けてしまう可能性があります。
そうすると、企業努力により価格を下げても消費者からすると当たり前のことになり、ありがたみを感じません。
そういったことを避けるためにも、キャッシュバックキャンペーンをおこなうことで、価格を維持できるというメリットがあります。
キャッシュバックキャンペーンをおこなうデメリット
キャッシュバックキャンペーンをおこなうデメリットについて紹介します。
デメリット①キャンペーンに対応する人員が必要
キャッシュバックキャンペーンをおこなう場合、以下5つの工程があります。
- キャンペーン企画の詳細を考える
- キャンペーンを開催する
- キャンペーンの該当者に連絡をとる
- キャッシュバックをおこなう
- キャッシュバックキャンペーンの効果と分析をおこなう
この工程を考えると、対応できる人員を確保しなければいけません。
新しい人材を採用するか既存の社員に割り振る必要があります。
デメリット②キャンペーンの効果が得られない場合がある
キャッシュバックキャンペーンをおこなったからといって、必ず成功するとは限りません。
キャンペーン施策の詰めがあまかった場合、商品購入やサービス利用につながらず失敗に終わる可能性があります。
せっかくキャンペーンをおこなうのであれば成功したいものです。
失敗に終わらないためにも、企画段階でキャッシュバックキャンペーンの目的やPR方法について吟味する必要があります。
デメリット③人員や運用コストがかかる
キャッシュバックキャンペーンをおこなううえで、人員や運用コストがかかります。
コストをかけずにキャンペーンをおこなうことは不可能なため、それ相応の効果をあげる必要があります。
有料ツールの導入し効率化を求めることもできるため、費用対効果を考え導入を検討しましょう。
【具体例あり】キャッシュバックキャンペーンのパターン
キャッシュバックキャンペーンのパターンは、大きく分けて以下2種類あります。
- 返品後にキャッシュバックを受けられるパターン
- 購入後にキャッシュバックを受けられるパターン
それぞれ具体例をだして分かりやすく説明します。
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返品後にキャッシュバックを受けられるパターン
返品後にキャッシュバックを受けられるパターンでは、ソフトバンクでおこなっている下取りプログラムのキャッシュバックキャンペーンを例に紹介します。
■キャッシュバック条件
以下の1と2の条件をどちらもクリアしていること
- ソフトバンクで指定の機種を購入
- 下取り対象機種を返品
※著しく破損していたり、故障していたりする場合は対象外
■キャッシュバック内容
- 良品の場合:PayPayポイント12,000円相当もしくは機種代金の値引き10,800円
- 良品でない場合:PayPayポイント3,600円相当もしくは機種代金の値引き2,880円
参考:下取りプログラム | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
上記のように、商品を返品することでPayPayポイントか機種代金値引きという形で返金を受けられます。
返品後にキャッシュバックを受けられるパターンがおすすめの方は、商品やサービスを継続的に利用してもらい、同業他社に顧客を取られたくない企業です。
購入後にキャッシュバックを受けられるパターン
購入後にキャッシュバックを受けられるパターンでは、ソフトバンクでおこなっているホームルーター利用のキャッシュバックキャンペーンを例に紹介します。
■キャッシュバック条件
以下の5つの条件をクリアしていること
- 指定の窓口でサービスを申し込みとキャンペーンに申し込む
- 申し込み日より90日以内に課金する
- 申し込み時点で25歳以下もしくは対象期間に転居していること
- 端末を購入すること
- 過去3か月以内に対象サービスを解約していないこと
※キャッシュバックが確定する前に解約したり、支払い遅延をしたりするとキャッシュバックを受けられない場合がある
キャッシュバック内容
普通為替にて20,000円キャッシュバック
参考:SoftBank Air 新生活を快適に!2万円キャッシュバック | インターネット・固定電話 | ソフトバンク
上記のように商品を購入し条件をクリアしていればキャッシュバックを受けられます。
購入後にキャッシュバックを受けられるパターンがおすすめの方は、競合より自社商品やサービスを選んでもらいたい企業です。
消費者がなんとなく流されて購入や利用しているものに対し、キャッシュバックキャンペーンをおこなうことで認知度が上がり購買につながりやすくなる可能性があります。
キャッシュバックキャンペーンのキャッシュバック内容
キャッシュバックキャンペーンのキャッシュバック内容について紹介します。
キャッシュバックの方法は複数あるため、どのような方法で返金するか決める必要があります。
主なキャッシュバック方法は以下のとおりです。
- 銀行振込
- 郵便為替
- 現金書留
- デジタルギフト
- ポイント払い
- 商品やサービスへの充当
キャッシュバック方法によって対応の仕方がかわるため、担当者もしくは担当部署を明確にすることが重要です。
担当者や部署間の連係が取れずに遅延や返金漏れが発生すると、消費者からの企業や商品の評価が下がります。
そうならないためにも、キャッシュバック方法を決める際は十分に注意をしましょう。
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キャッシュバックキャンペーンをおこなう手順
キャッシュバックキャンペーンをおこなう手順を紹介します。
- キャンペーン企画の詳細を考える
- キャンペーンを開催する
- キャンペーンの該当者に連絡をとる
- キャッシュバックをおこなう
- キャッシュバックキャンペーンの効果と分析をおこなう
それぞれ詳しく説明します。
キャンペーン企画の詳細を考える
キャッシュバックキャンペーンをおこなう手順の1つ目は「キャンペーン企画の詳細を考える」ことです。
キャンペーン企画の詳細として以下7つの内容を考えましょう。
- キャンペーン目的:集客や認知度向上など
- キャンペーンパターン:目的にあわせて選ぶ
- 対象商品またはサービス:売り出したい自社商品やサービス
- キャンペーン条件:複雑すぎるとトラブルになるため要注意
- キャッシュバック方法と金額:手続き方法を決める
- キャンペーン期間:必要に応じて時間も設定
- 告知方法:CMや雑誌、SNS、店頭など
キャンペーン目的を基準に、企画の詳細を考えることをおすすめします。
キャンペーンを開催する
キャッシュバックキャンペーンをおこなう手順の2つ目は「キャンペーンを開催する」ことです。
その際に、事前に決めた告知方法で周知をおこない、キャンペーンを開催します。
キャンペーンの開催にともない、対象商品の購入やサービス利用が通常より増えるため、通常時より人員または担当者数を増やしておくことをおすすめします。
キャンペーンの該当者に連絡をとる
キャッシュバックキャンペーンをおこなう手順の3つ目は「キャンペーンの該当者に連絡をとる」ことです。
必要に応じてキャンペーンの条件をクリアした方に連絡を取ります。
キャッシュバックの受け渡し方法の案内をおこない、キャッシュバックの準備を進めましょう。
キャッシュバックをおこなう
キャッシュバックキャンペーンをおこなう手順の4つ目は「キャッシュバックをおこなう」ことです。
キャッシュバックをおこなう際、キャッシュバック金額に誤りがないか複数人でチェックすることをおすすめします。
キャッシュバック金額が多かった場合、企業側が損をしたり消費者に返金を依頼したりと手間が増えます。
返金してもらう場合、消費者が対応を拒否する可能性もあり、消費者に手間をかけるため企業に不信感を持たせることになるでしょう。
また、キャッシュバック金額が少ない場合も消費者は企業側に不信感をもちます。
いずれにしても、ミスをしないようにチェック体制を整えておくことをおすすめします。
キャッシュバックキャンペーンの効果と分析をおこなう
キャッシュバックキャンペーンをおこなう手順の5つ目は「キャッシュバックキャンペーンの効果と分析をおこなう」ことです。
キャッシュバックキャンペーンが終わったら、キャンペーン目的に対しどのくらい効果があったか分析をおこないましょう。
成功したとしても失敗したとしてもその原因が必ずあるはずです。
キャンペーン効果と分析をおこない次回開催の際の参考にしたり、新たな商品やサービスの企画や改良したり、今後に活かせる重要な材料となります。
必ずキャッシュバックキャンペーンの効果と分析をおこなうようにしましょう。
キャッシュバックキャンペーンをおこなう際におすすめのサービス
キャッシュバックキャンペーンをおこなう際におすすめな「デジタルギフト®」サービスを紹介します。
デジタルギフトとは、PayPayマネーライトやAmazonギフトカードなどのことをいいます。
デジタルギフト®は、Web上で簡単にデジタルギフトをプレゼントできるサービスです。
業界最安値のサービスでもあり1枚1円から利用可能で、翌日発行が可能です。
キャッシュバックキャンペーンに参加した消費者には、URLを送るだけでOKのため発送準備や手続きに時間をかける必要はありません。
また、消費者側も企業側も個人情報の取り扱いも不要なことも安心感があります。
受取側の消費者も自分でギフトを選べたり、会員登録などの手間になる作業が不要だったりと、ストレスフリーで受取が完了します。
交換可能なギフトは、PayPayマネーライト・Amazonギフトカード・iTunesカード・セブン銀行ATM受取・ビットコインなどの暗号資産と幅広いジャンルの取り扱いがあるのも特徴です。
デジタルギフト®の事例を知りたい方はこちら
キャッシュバックキャンペーンをおこなう際の注意点
キャッシュバックキャンペーンをおこなう際の注意点について以下2つ紹介します。
- 景品表示法に注意をする
- 手続きが複雑だと信頼度が下がる
それぞれ詳しく説明します。
景品表示法に注意をする
キャッシュバックキャンペーンは景品表示法の景品規制の対象となる場合があります。
景品規制の対象となった場合、キャッシュバックの価格に上限が設定されます。
景品規制の上限額は以下のとおりです。
総付景品の限度額
- 取引価額1,000円未満:200円
- 取引価額1,000円以上:取引価額の10分の2
景品表示法に違反した場合、消費者庁から措置命令がくだり、課徴金の納付が必要になる可能性があるため、注意が必要です。
参考:景品表示法違反行為を行った場合はどうなるのでしょうか? | 消費者庁
キャッシュバックキャンペーンをおこなう際は、自社の法務部または弁護士に確認することをおすすめします。
手続きが複雑だと信頼度が下がる
キャッシュバックキャンペーンにお得を感じ商品の購入やサービス利用につながったとしても手続きや対応が複雑だと満足度が下がり、企業や商品・サービスの信頼度も下がります。
せっかくお得に感じてくれた消費者もキャッシュバックキャンペーンがマイナス効果となり、逆に顧客離れにつながる可能性があります。
キャッシュバックキャンペーンの成功のコツは、消費者目線に立つことも重要な要素となることを忘れないようにしましょう。
まとめ
キャッシュバックキャンペーンをうまく利用することで集客や認知度向上となり、企業に良い効果をもたらします。
うまく利用するためにはメリット・デメリットを把握し、自社所品やサービスとの相性、タイミングを見極めることが重要です。
- キャッシュバックキャンペーンをおこなう場合、以下の手順で進めましょう。
- キャンペーン企画の詳細を考える
- キャンペーンを開催する
- キャンペーンの該当者に連絡をとる
- キャッシュバックをおこなう
- キャッシュバックキャンペーンの効果と分析をおこなう
キャッシュバックキャンペーンをおこなううえで、手間を減らし手続きの簡素化をしたい場合、デジタルギフト®を検討してみてはいかがでしょうか。
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